シトロエンC4、ヘッド脱着、バルブ交換。 CK8720

エンジンチェックランプ点灯で入庫したのが事の始まりでした。

症状は、失火している症状のようで、

フォルトコード4番シリンダーミスファイアから、点火系を疑い

4番の点火プラグと、故障マニュアルを参照し点火波形を計測し、イグニッションコイルを

交換しました。 がチェックランプは消えてもエンジン不調は直りません。

 まさかと思い、圧縮を測定したところ、

__ 2

↑1番シリンダーの圧縮ですが、ありません。

ヘッドリークテスターで、各気筒にエアーを充填させ漏れのチェックをしますと、

やはり、1番シリンダーのみシューシューと空気が漏れる音が確認でき、

ヘッドを取り外しました。

DSCN0803

↑シリンダーヘッドを裏返し、バルブを確認すると、

DSCN0804

↑1番シリンダー排気バルブ割れています。走行距離少ないですが燃焼室内はカーボンが

蓄積されている状態でした。

排気バルブを1番シリンダーのみ交換します。

__ 4

 

↑バルブは、1番シリンダー2本交換しますが、しっかりあたりを付けないと、

また圧縮漏れとなりますので、すり合わせ作業後、光明丹でシートとフェースの

あたり具合を確認します。

排気側のカムシャフトを取り外しますので、ついでにバルブシール(排気側)を

全数交換し、2番、3番、4番のバルブもすり合わせ致しました。

DSCN1106

↑組み付けし終わり、念のためプラグを差し燃焼室側からの灯油テストを実施。

漏れがない事を確認し、

DSCN1130

↑シリンダーブロックに搭載、ついでに交換できる部品は新品としまして、

エンジン始動。

数回、ロードテストをしてからの、

DSCN1296

↑エンジンフラッシング施工。

エンジンオイルは、前回使用しました、MOTUL、8100X-CESSを入れております。

長期修理となりご迷惑をおかけしました。

御入庫いただき、ありがとうございました。

おすすめの記事