カリーナはトヨタ自動車が1970年から2001年まで
製造販売していた乗用車で、コロナの姉妹車になります。
コロナに比べると、内外装などがやや若者向けに作られました。
完全な国内専用車になり、
他社製品がレース仕様のようなものがほとんどだったところを、
快適装備を充実させることで、人気を博すようになります。
ただ、初代、2代目モデルと「足の良いやつ」
というキャッチコピーのもと、
スポーティな2ドアセダンも用意されました。
1984年に登場した4代目からボディサイズが大型化され、
駆動方式はそれまでの後輪駆動から前輪駆動に変更されます。
スポーツモデルのGT系も用意されましたが、
ファミリカーとしての性格のほうが強く、
低価格の割に豪華な内装や乗り心地の良さが魅力でした。
5代目は丸みの取れたデザインとなり、
スポーティな雰囲気はさらに薄くなります。
GT系も設定されなくなります。
その後も、4年サイクルで二度のモデルチェンジをするが、
2001年に販売終了となります。
その後は、アリオンが後継モデルとして登場し、
カリーナの30年以上にわたる歴史に幕を閉じます。