自動車のエアコンの冷房とは、コンプレッサーによって圧縮された冷媒ガスが液化し、コンデンサーによって冷却された冷媒ガスがエバポレーターに送られ、一気に気化する事で冷風が発生する仕組みとなっています。

エアコンの効きが悪くなったり、配管などを交換した場合は、真空引きにて冷媒ガスを充填する必要があます。

真空引きは、専用の真空ポンプで行い、配管の高圧側と低圧側に接続し、両方のバルブを開いた状態で行い、10分程度真空ポンプを作動させるのですが、配管内の気圧が低下すると水滴が発生するので、30分程度行うと万全です。

その後、バルブを閉じた状態で5分程度待機し、ゲージを確認して漏れていないかの確認を行い、大丈夫であれば冷媒ガスの缶を高圧側の配管にセットし、高圧側のバルブを開いて冷媒ガスを充填します。

数分で冷媒ガスが充填され、エンジンを始動させてエアコンの効き具合をチェックして作業は終了となりますが、冷媒ガスを抜く際、大気解放は環境破壊に繋がり法律によって禁止されていますので、専門の業者などで回収する必要があります。

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