エンジンが温まっているのに暖房が効かないという症状でご入庫いただきました。
入庫時走行距離は190000kmです。
室内のエアコンユニットは正常に作動しています。
エンジンルームを点検すると、
ラジエータのアッパーホースとロアホースにかなりの温度差がありました。
ヒーターホースにも温度差がありました。
ウォーターポンプから冷却水が漏れた形跡がありました。
↑オイルエレメントに乾きかけの冷却水が付着。
ラジエータの詰まり、サーモスタットの故障(開きっぱなし)が考えられるので
お客様と相談の結果、ラジエータ・サーモスタット・ウォーターポンプを交換となりました。
作業中、ラジエータキャップの破損を発見。
新品を手配しました。
↑ラジエータ取り外し。
水を流してみましたが詰まっているかはわかりませんでした。
↑サーモ、ウォーポン取り外し。
エンジン始動時にエンジンからガタガタ音が聞こえてきたのが気になっていたのですが、
ウォーターポンプにガタツキがありました。交換後ガタガタ音は消えています。
↑新しい部品。
抜けた冷却水は約5リットル。
組付け後、注入した冷却水の量は6リットルでした。
ついでなので、インバーターの冷却水も交換しました。(1,5リットル使用)
整備終了後、暖房は効くようになっています。
フロントタイヤが内減りしているので、裏組をしました。
ありがとうございました。