走行12850kmのローバーミニの新規車検整備です。

この車両は、長年放置されていたらしく、手を加えないといけない箇所がたくさんありました。

エアクリーナーに繋がるバキュームホースが破損していました。

全数交換しています。

スパークプラグとプラグコードを全数交換しました。

エアーエレメントを交換しました。

ラジエータ内に異物が多数見えます。

詰まる可能性があるのでラジエータ本体を交換しました。

スペースが狭いので取り外しは大変です。

↑ラジエータ内から出て来た物。

↑新品ラジエータ。

サーモスイッチの形状が違うので、新品を取り付けます。

ラジエータキャップも劣化していたので交換しました。

エンジンオイル交換。

シフトロッドが刺さる部分からオイルが漏れていたので修理。

ブーツとシールを取り外し

新品を取り付けました。

↑エンジンオイルはモチュール7100 20w-50を使用。

ヘッドライトがすごく暗いので、点検をしていくと

オルタネータの発電不足を発見。

プーリーの錆もひどかったので

全数錆を落としました。

ベルトも摩耗しているので全数交換。

短い方のベルトは、純正サイズでは取り付け不可だったので

少し長いベルトを使用しました。

足回りも、ガタツキやブーツ破れが多数ありました。

右前ナックル部のボールジョイントにガタツキが発生していました。

ナックルを取り外し

新品のボールジョイントを取り付け。

左のボールジョイントにはグリスを注入しました。

左右ステアリングラックブーツとタイロッドエンドブーツが破れていました。

タイロッドエンドとラックブーツを交換しました。

リアホイールシリンダーからブレーキオイルが漏れていました。

左右ホイールシリンダーを交換しました。

ブレーキオイルはエア抜きと交換を行っています。

左後のハブベアリングにガタツキが発生していたので交換しました。

↑ベアリングにグリスを詰めて組み付けました。

ウォッシャーが出ないので点検。

ポンプは動いていましたが、ポンプから水が出てこない状態だったので交換しました。

タイヤは残量は沢山でしたが年数が経過していたので4本交換しました。

ワイパーを交換。

上記整備完了後、最終チェックをしていると冷却水が漏れてきました。

サーモハウジングのガスケットから漏れているので

ガスケットとサーモスタットを交換しました。

↑ハウジング取り外し。

ボルトは錆で固着していたので折れないように慎重に作業しました。

取り付け前にボルトの錆を落として、相手側も掃除しています。

サーモハウジングのガスケットを交換して漏れは止まっています。

燃料残量が空の位置だったので満タン給油しましたが

ゲージは半分ぐらいで止まってしまいます。

配線を直結すると満タンまで上がるのでタンクに付いている燃料ゲージを点検。

フロートの中にガソリンが入っていました。

新品を取り付けると満タンまで上がるようになりました。

以上が今回の整備内容です。

ありがとうございました。

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