エンジンチェックランプ点灯で入庫したのが事の始まりでした。
症状は、失火している症状のようで、
フォルトコード4番シリンダーミスファイアから、点火系を疑い
4番の点火プラグと、故障マニュアルを参照し点火波形を計測し、イグニッションコイルを
交換しました。 がチェックランプは消えてもエンジン不調は直りません。
まさかと思い、圧縮を測定したところ、
↑1番シリンダーの圧縮ですが、ありません。
ヘッドリークテスターで、各気筒にエアーを充填させ漏れのチェックをしますと、
やはり、1番シリンダーのみシューシューと空気が漏れる音が確認でき、
ヘッドを取り外しました。
↑シリンダーヘッドを裏返し、バルブを確認すると、
↑1番シリンダー排気バルブ割れています。走行距離少ないですが燃焼室内はカーボンが
蓄積されている状態でした。
排気バルブを1番シリンダーのみ交換します。
↑バルブは、1番シリンダー2本交換しますが、しっかりあたりを付けないと、
また圧縮漏れとなりますので、すり合わせ作業後、光明丹でシートとフェースの
あたり具合を確認します。
排気側のカムシャフトを取り外しますので、ついでにバルブシール(排気側)を
全数交換し、2番、3番、4番のバルブもすり合わせ致しました。
↑組み付けし終わり、念のためプラグを差し燃焼室側からの灯油テストを実施。
漏れがない事を確認し、
↑シリンダーブロックに搭載、ついでに交換できる部品は新品としまして、
エンジン始動。
数回、ロードテストをしてからの、
↑エンジンフラッシング施工。
エンジンオイルは、前回使用しました、MOTUL、8100X-CESSを入れております。
長期修理となりご迷惑をおかけしました。
御入庫いただき、ありがとうございました。