ミッションが入らないという症状でご入庫頂きました。
レリーズシリンダーはしっかり動いているので油圧系は正常です。
エンジンをかけて点検していると、クラッチの焼ける匂いがしてきたので
クラッチ板が摩耗していると判断。ミッションを降ろして交換していきます。
ダンプ車なので、荷台を上げたらかなり作業がしやすくなりました。
↑クラッチ板(カバー側)、摩耗限度を超えています。
↑クラッチ板(フライホイール側)、かなり摩耗していました。
クラッチカバーは段差が出来ていました。
フライホイールは再使用します。(生産終了部品です。)
フライホイールの中心に付いているパイロットベアリングは交換しました。
新しいクラッチを組付けるとミッションの不具合は解消しました。
作業中に燃料ホースの損傷を発見したのでホース2本交換しました。
部品は生産終了していたので汎用品で対応しました。
バッテリー端子も破損していました。
↑マイナス端子
↑プラス端子
汎用品で対応しました。
↑交換後
バッテリーもエンジン始動できないぐらい弱っていたので交換しました。
以上で今回の修理は完了です。
ありがとうございました。