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アルファロメオ・159、修理と車検。

シフトが入らないという症状でご入庫頂きましたが、部品の到着を待っている間に車検も切れてしまったので

修理と車検を同時に行いました。

入庫時の状態ですが、ニュートラル以外に入らないので走行出来ない状態でした。

メーターにミッションの警告メッセージが出ていたので診断機で故障コードを読み出しました。

故障コードを調べてみると、各部点検していく必要がありそうです。

実測値を見ながらセンサー類を点検。→ちゃんと反応していました。

クラッチオイルがすごく減っていたのでエア抜きをしましたが変化なし。漏れている気配もありません。

エンジンをかけていない状態ならバック・1速に入るのでミッション内部とセレスピード機構に不具合は無いと判断。

考えられる原因はクラッチの摩耗という事で部品を手配してクラッチO/Hをしていきます。

サブフレームが邪魔になるので取り外して作業します。

エンジンは車両に付けたまま、ミッションを取り外しました。

このお車のフライホイールはダンパーが内蔵されているタイプで、壊れる事例が多々あります。

当店では予防整備でクラッチと同時交換をおススメしていますが、今回は海外オーダーとなったため

部品到着がかなり時間がかかりご迷惑をお掛けしました。申し訳ございません。

↑取り外したフライホイールとクラッチ

クラッチは予想通りかなり摩耗していました。

レリーズシリンダーも交換しました。

マスターシリンダーとレリーズシリンダーを繋ぐ部品も交換しました。

レリーズしリンガーを組み付けたら、この段階でクラッチのエア抜きを手動でしておきます。

(すべて組み付けた後にテスターを使ってエア抜きできますが手動の方が楽です。)

セレスピードオイルを交換しました。

ミッションを組み付け、ミッションオイルを入れて

初期学習をしてあげると走行可能になりました。

数日、試乗を繰り返しましたが調子がいいので車検整備をやっていきます。

フロントブレーキパッドは残量が少ないのと偏摩耗をしていたので交換しました。

ローターも摩耗していたので交換しました。

ディクセルのパッドとローターを装着。

リアブレーキパッドは残量が少ないので交換しました。

ローターも摩耗していたので交換しました。

ディクセルのパッドとローターを装着。

ブレーキオイルを交換しました。

↑交換中

オイルプレッシャーセンサーからエンジンオイルが漏れていたので

センサーを交換しました。

エンジンオイルと

オイルフィルターを交換しました。

モチュール8100 エクセス 5W-40を注入しました。

イグニッションコイルにひび割れを発見。

エンジン不調の原因になる可能性があるので交換しました。

スパークプラグも摩耗しているので交換しました。

↑新しいコイルとプラグ。

ハブ周りを防錆処理して

ホイールをきれいに洗って取り付け。

サービスリセットとエラーが入力されないことを確認して今回の整備は完了です。

ありがとうございました。

This is a staging enviroment