富士精密工業(のちのプリンス自動車工業)の主力車種として初代スカイラインは1957年4月に登場し、数ある日本車の中でも最も長い歴史を持つ名車が誕生しました。

デザインはメッキがふんだんに使われるなど個性的かつ高級感があるもので、イタリア人デザイナーの手によるスカイラインスポーツの吊り上がったヘッドライトなどは、今見ても強烈なインパクトがあります。

セミ・モノコック構造のボディに、フロントサスペンションにはダブルウィッシュボーン式が採用され、リアには日本初となるスポーツカーに採用されていた装備、「ド・ディオン・アクスル」が標準で装備されていました。

二代目は1963年9月に登場し、羊の皮を着た狼のごとく、見た目のデザイン以上にスポーティな性能を発揮しました。

もともとは小型ファミリーセダンとして開発されましたが、後に日本グランプリGT-II部門タイトル獲得を目指して、グロリアスーパー6用のG7型直列6気筒OHC1988ccエンジンを搭載し、サスペンションもスポーティにチューンしたスカイラインGTが登場し、スカイラインのスポーティなイメージを牽引しました。

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