日産の代表的なミドルクラスセダンとして君臨していたブルーバードの初代は1959年に登場し、当初の名称は「ダットサン・ブルーバード」と呼ばれました。

ダットサン・セダン110 / 210型系の後継モデルであり、ダットサンの量産車としては初の前輪独立懸架採用車でした。
しかも、前輪には高価なダブルウィッシュボーン式サスペンションが採用され、乗り心地や操縦安定性に優れていました。

ボディ形状はセダンのみで、セミモノコックボディと低床式ラダーフレームとを組合せることによって軽量かつ強度を確保し、搭載エンジンは1.2/1.0L 直4 OHV、駆動方式はFR、トランスミッションは3速MTが採用されました。

二代目は1963年に登場し、日本初のフル・モノコック構造を採用したことで注目されました。

翌年には、最高出力65馬力を発生するE型1200ccにSUツインキャブのエンジンを搭載したスポーティモデルのSSSが追加され、ブルーバードのイメージを牽引しました。

イタリアのデザイナーによるボディ形状はセダンの他、ワゴンも登場し、直流発電機から交流発電機に変更したことで発電性能を向上させています。

おすすめの記事