ホイールの製造方法には二種類あります。

アルミ素材のホイールの場合、鍛造(たんぞう)と鋳造(ちゅうぞう)があります。

鍛造(たんぞう)は、アルミ素材を金型と言われる型で何度も圧縮しホイールの形に形成します。

その為に、複雑な形状は若干苦手になります。

但し、強度の面では極めて優れています。

これは鍛造により、アルミの金属結晶組織内において原子転移を繰り返すため強度が高くなります。

この現象は針金などでもありあす。

ペンチがないときに、針金を何度も繰り返し折り曲げると徐々に硬くなります。

そして、ある一定の硬さまでいくと折って切断することが可能になります。

このように、金属は変形を繰り返すことで強度を上げることができます。

また、鋳造(ちゅうぞう)の場合にはモールドと言われる型に溶けたアルミを流し込むことで形成します。

この場合、強度面では鍛造(たんぞう)ほどの強度はありませんが複雑な形状を作ることが可能で、デザインの自由度という点では優れています。

またコストパフォーマンスの部分では鋳造(ちゅうぞう)の方が優れています。

しかし性能で比較すると、同じ強度のホイールでしたら鍛造(たんぞう)のほうが軽くなります。

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