
入庫時の走行距離は90515kmでした。
今回は、修理が必要な場所が多数あり時間がかかってしまいました。
右フロント・ショックアブソーバーのアッパーマウントに亀裂が入っていたので修理しました。
↑部品交換前の状態です。
足回りを分解し、ショックを取り外して交換します。
↑スプリングを縮めてアッパーマウントを取り外しました。
↑新品です。
ショックを取り外す時、ドライブシャフトのインナーブーツに入っていた亀裂が
無理な力を加えられた影響で破れてしまいました。
追加作業でインナーブーツを交換することになってしまいました。
急いでブーツを手配し、
交換しました。
マフラーの触媒部分からガラガラ音がしていたので、触媒(エキゾーストマニホールド)を交換しました。
↑取り外した部品
ガスケットとボルトも傷んでいたので交換しました。
↑新しい部品。
エキゾーストマニホールドは中古パーツを使用しました。
↑マフラー内に見えるのが触媒です。
↑取り付け後。
交換後の排気ガスの数値は、CO→0,00% HC→14ppmで、車検合格範囲内です。
ブレーキを分解・点検しました。
フロントパッドは残量が沢山残っていたので、清掃とグリス塗布をして組み付けました。
リアブレーキは、パッドの残量は沢山残っていましたが、キャリパーのピストンが固着して引きずっていました。(ブレーキが常に効いた状態)
キャリパーをオーバーホールしようと思い、部品屋さんにシールキットが出ていないか問い合わせましたが生産されていませんでした。
キャリパーAssyを注文しました。
キャリパーを取り外し
手配したキャリパーを
取り付けました。
↑リアのパッドです。
キャリパーを取り外すと、ブレーキオイルが抜けてしまうので交換しました。
↑交換後
エアコンのスイッチを入れると、室内からシューシュー音が聞こえてきたので点検しました。
問診すると、エンジンルームから煙がでたことがあるらしいのでエンジンルームを覗いてみると
アンダーカバーにコンプレッサオイルが付着していました。
ガス圧を測定すると、低圧も高圧も数値が高すぎる。
電動ファンが回っていないかもしれないと思い、ファンの状態を確認すると高速は回っていましたが
低速は回らなかったので電動ファンを交換しました。
ラジエータごとファンを取り外しました。
中古部品を使用しています。
外した部品を組み付け後、冷却水とエアコンガスを注入。
エアコンガスの注入は、専用の機械で行いました。
室内からの音は止まりました。電動ファンもちゃんと回っています。
助手席側のパワーウインドウを操作すると異音がしていたので内張を外し点検しました。
レギュレータから音が鳴っていたので交換しました。
↑内張・ガラス・レギュレータを取り外した状態
↑取り外したレギュレータ
↑新品。モーターは正常だったので再使用しています。
組み付け後、異音の確認と雨漏れ確認をしました。
異音は止まっています。雨漏れもしていませんでした。
ワイパーの拭き取りが良くなかったので、ワイパーゴムを交換しました。
以上が今回の整備内容です。
ありがとうございました。