ドイツの高級自動車メーカーであるBMWは
ラップエンジン工業、グスタフ・オットー航空機工業、
という二社を前身としています。
1916年、2社が合併し、バイエルン航空機工業(BMF)を設立、
BMWではこの年をBMW誕生の年としています。
翌1917年にバイエルンに移転する際に社名変更し、BMWにします。
当初は、航空機エンジンメーカーとして
タイプIIIaという航空機のエンジンのみを製造していましたが、
1920年代に入ると、航空機エンジンを応用して
モーターサイクルも製造するようになります。
1926年、航空機製造部門がBFWとして分離され、
社名も1938年にメッサーシュミットに変更されます。
メッサーシュミットは元々、
エンジン開発から機体のくみ上げまで
航空機生産の全てを自社で行っていました。
第二次世界大戦中は、戦闘機メッサーシュミットBf109や
メッサーシュミットMe262などを製造した、
自動車及び航空機メーカーですが、
1927年にバイエルン航空機製造株式会社に合併吸収されます。
このような航空機メーカーとしての技術が
後に自動車の開発にも大いに応用されていくことになります。