トヨタ自動車が1970年から2001年まで製造販売していたカリーナは、
セリカのプラットフォームを使って、スポーティな走りのイメージを
前面に押し出したクルマとして登場しました。
「足のいいやつ」というキャッチコピーからも
スポーティなクルマを目指して作られたことがわかります。
初代時は、2ドアセダンと4ドアセダンのボディ形状がラインナップされました。
クーペのようなリアスタイルは非常にスポーティで、
丸型4灯式ヘッドランプの内外を分けたフロントマスクは迫力がありました。
縦長のリアコンビネーションランプなど、
独特のスタイルを維持しているもカリーナの特徴で、
この傾向は2代目も継承します。
パワートレインは、1.4Ｌ、1.6Ｌ、1.8Ｌ、
そして2.0Ｌと4種類のエンジンが用意され、
マニュアルトランスミッションが
ポルシェシンクロタイプのR51が採用されました。
スポーツグレードの2ドアセダン1600GTには、
最高出力115PSを発生する、
セリカGTと同じ2T-G型1600DOHCエンジンが搭載されました。
さらに、マイナーチェンジで
トルクに余裕がある18R-G型エンジンを搭載した2000GTが追加されました。