日産がかつて製造販売していたミドルクラスセダンブルーバードの九代目は1991年に登場し、U13型系と呼ばれます。
セダンとハードトップのボディタイプは八代目と変わらず、居住性が飛躍的に良くなったのが特徴ですが、リアが尻下がりとなるスタイルは日産北米スタジオのデザインでした。

アメリカ人には受けが良かったようですが、日本人にはあまり好まれず、1993年のマイナーチェンジで変更されています。
ハードトップは無難なデザインであったために、売上の多くがハードトップとなりました。

セダンにはスポーティなグレードの「SSS」があり、上級グレードの「ARX-Z」には運転席SRSエアバッグが標準装備されました。

十代目は1996年に登場し、U14型系と呼ばれます。

9代目の反省から、箱型のオーソドックスなスタイルで、サイズは九代目に比べて小さくなありましたが、高級感のあるどっしりとした日本人好みのデザインとなりました。

なお、室内空間が狭いハードトップは消滅しました。
マニュアルモード付きのハイパーCVT-M6や、運転席と助手席のデュアルSRSエアバッグを全車に標準装備するなど、機能及び装備の面で大きく向上しています。

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